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市民大学開講式ご挨拶(2014年6月16日)

市民大学学生会 代表 辻 純一郎

皆様こんにちわ。学生会代表の辻 純一郎でございます。top_ph

第七期生の皆様、ご入学おめでとうございます。

また、在校生の皆様も再入学おめでとうございます。本年度は新入生の方、七十七名を含め、史上最高の三百名を超える方々が入学されたとお聴きしています。

皆様の入学の動機は、どのようなものでしょうか。それぞれの想いを胸に、入学されたことと思います。私の場合、液状化対策に関し、復興市民会議の設置を市にお願いしていたところ、協働推進課の永井課長から「復興市民会議の事務方を学生会と一緒にやらないか」というお話があり、「じゃあ」ということで入学しました。

修了証書を頂くには7割の出席が必要とお聞きし、最も出席できそうな月曜日に授業がある岩室先生の「高齢化社会講座」を受講しました。ある意味、積極的な動機で入学した訳ではなかったのですが、入学して「入学して本当に良かった!」と心底、思いました。

市民大学では、現役時代とは違った色んな経歴をお持ちの皆さんとお知り合いになれました。そして、素晴らしい先生に巡り合えたことです。あまりの居心地の良さに、今年も申し込んでしまいました。今となっては、市民大学は私にとって最高の“居場所”の一つ、“絆づくり”の場となっています。たくさんの学びと新しい友人ができました。

先程、古在学長、松崎市長からのご挨拶の中でも出てきましたが、市民大学の建学の精神として“協働の担い手づくり”が謳われています。

市民大学から介護予防アカデミァ、キラキラ応援隊など幾つかの“協働”が生まれています。そろそろ、私も協働の担い手として巣立つ準備もしなければなりません。

そこで、昨年から、学生会初代代表の山本さんをリーダーとする高齢者問題研究会のメンバーとして、巣立つための準備をしています。

ホワイトカラーや専業主婦が市民大学で学んだから直ぐに巣立てるかというと、そう簡単ではありません。そこには、クリアーすべきハードルが2つあると思っています。一つは、市が考えている協働のフィールドと学生が考えている協働のフィールドについて、認識のずれがあるのではないか、ということです。

市民大学の学生が考えている協働のフィールドは、“協働”から一歩進めた“提案型事業委託制度”を指向していると考えています。

そこには、①民間が得意なもの、質を良くできるものを行政が抱え込んでいないか、②行政が不得手なもの、コストを下げたいものを民間に押し付けていないか、③行政の手足になること期待しているのではないか、という思いが学生側にあるのではないか。

これは見方を変えれば、古在学長のお話のお中にあった、市民力、自立した学生が多いことの証左ではないでしょうか。

“提案型事業委託制度”は、2006年、当時、我孫子市長だった福嶋浩彦さんが“提案型公共サービス民営化制度”として打ちだし、その後、我孫子市や藤沢市、尼崎市など多くの自治体が導入し、一定の成果を挙げています。

“提案型事業委託制度”とは、民間企業やNPO(非営利団体)で実施した方が、民間の技術や工夫によって、市が自らやるよりも市民のプラスになる提案です。

採否の判断基準は“質”です。提案型事業委託制度の導入によりどんな変化が生まれるのでしょうか。福嶋さんによると、

a.行政任せの公共サービスから、市民や地元企業などと行政が、夫々の長所を活かし、対等な立場で公共サービスを担ってゆくことにより、自立&自律した市民が生まれる。

b.このことは、行財政の効率化に資することになる。

c.市民活動団体、NPO法人、ボランティア団体などから新しい公共サービスが生まれる可能性がある。

d.税金がどのように使われているのか、市民や事業者が知ることになる。

とのお話でした。 このお話を聞いて、思ったのですが、

e.市民大学の卒業生の活躍の場になることに期待が膨らみました。

もう一つのハードルは、巣立つための支援組織、インキューベータです。

NPO法人を創るにはどうしたらいいか、場所探しはどうするか、資金のやり繰りなど、クリアーすべき様々な問題が出てきます。協働推進課をはじめ、東西線浦安駅近くの市民活動センターが相談にのってくれると聞いています。

市民活動センターが今の活動を更に一歩進めて“提案型事業委託制度”の相談まで、事例としては、我孫子市のACOBAのよう形になると、協働の担い手づくりに、大いに資するのではないか、と考えております。

学生会が平成24年11月に発足し、私は三代目の学生会代表ということになります。

学生会は創世記から飛翔の年に入ったと考えています。

今年は市民大学創立5周年を迎え、間もなく記念誌を上梓します。

11月4日(火曜日)、WAVE101の大ホールにて大懇親会を開催します。

懇親会は夕方からになりますが、できれば、その前に、秋の総会と記念誌発表会を併せて実施したいと考えております。

開かれた学生会を目指し、学生会のコミュニケーションツールとして、学生会のホームページを充実させると共に、掲示板の活用や提案箱の設置など、風通しの良い学生会としたく思っております。

学生会として、承継すべき事項、発展させるべき事項、改革すべき事項、夫々何があるのか、仕分けし、取り組みたいと思います。卒業後のOB会の在り方も検討する必要があるでしょう。より良い学生会とするため、この1年、役員一同、全力で頑張りますので、皆様のご協力を切にお願い申し上げます。

 

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